【ストレスチェック】集団分析の活用方法って?職場改善事例から解説

ストレスチェック後の集団分析は、義務ではなく努力義務とされていますが、こちらをしっかりと活用されていますか?

実は、ストレスチェックで最も効果的に力を発揮してくれるのが集団分析なのです。

ストレスチェックにおける集団分析を活用することが、働きやすい職場を作るキーとなります。

そこで今回、集団分析をどのように活用して、職場の環境を変えていくのか、事例を元に解説していきます。

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ストレスチェック後の集団分析とは?

そもそも、ストレスチェック後の集団分析とは、 ストレスチェックの結果を事業場内の一定規模の集団(部や課など)ごとに集計して、その集団のストレスの特徴や傾向を分析することであり、職場環境を改善するためにとても重要な役割を果たしています。

集団分析については、法律上は義務化されておらず「努力義務」です。

集団分析をやるやらないは事業者の考え方次第になります。

しかし、集団分析を通じて、職場環境を改善する糸口を見つけることができるため、ストレスチェック後の集団分析こそが、ストレスチェックを実施する最大の意味ともいえます。

ストレスチェック後の集団分析の意義と狙いとは?

集団分析では、事業場全体、部署や課、グループなどの集団に分けて、仕事のストレス要因の程度と、これらが働く人々の健康に与える影響の大きさを評価することができます。

そして、全国平均と比べて、この会社のこの部署はどの程度、健康リスクがあるのかといったことが判定できます。

ストレスチェック後の集団分析の目的は、職場環境を改善することに尽きます。分析結果を基に、働きやすい職場づくりにつなげていくことが狙いとなります。

集団分析の3つのポイント

<Point1>

部署や課ごとに健康リスクを数値化して、全国平均と比べて高いか低いかを知ることができる。

<Point2>

健康リスクが高い場合、原因を把握することができる。(例えば、仕事の量が多かったり、コントロールしにくいことが影響している、若しくは、同僚や上司の支援状況など人間関係的な部分が影響しているなど)

そのことにより、もし仕事の量が負担であれば、その部署に人員を補充するなど対応がしやすくなる。また、人間関係が原因となっている場合、配置転換などによって改善するよう検討することができる。

<Point3>

集団分析の結果、Point2のように職場環境の改善を通じて、働きやすい職場となり、翌年は健康リスクが低い企業となり、それをアピールすることで、ブラック企業ではない働きやすい職場といった良いイメージが出る。

集団分析の活用方法と職場改善例

まず、集団分析を実施後、産業保健師がストレスチェック職場報告会を実施します。

報告会では、仕事のストレス判定図を用いて、その表の見方を解説し、さらに現在の職場の健康リスクがどこにあるのかを保健師が説明します。

その後、5~6人のグループに分かれて、「自分の職場で改善できたらよいな」と思う点を各自付箋に5個ずつ書いてもらい、グループでディスカッションし、最後にできそうなことを発表してもらいます。

管理監督者が業務改善策を決めて、従業員に取り組ませるのではなく、労働者自らが考え、意見を出し合い取り入れていくことで、社員の声を活かした健康リスクの低い、働きやすい職場へと変えていくことができます。

NPO法人CNSネットワーク協議会でも、ストレスチェック後の集団分析を通じた職場環境を改善するお手伝いをさせて頂いていますので、お気軽にお問い合わせくださいね。

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後藤美穂

看護師 保健師

NPO法人CNSネットワーク協議会/ほっといい場所ひだまり 代表理事

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