【ストレスチェック】面接指導の結果は上司に報告される?されない?

「面接指導の結果は、上司に報告されてしまうの?」という疑問は、面接指導を受けた社員が最も気にするポイントです。

実際に、面接指導の結果を報告されることを心配して、医師による面接指導を拒否する社員もいます。

ここでは高ストレス者の面接指導の結果が、どのように、またはどれだけ事業者(会社)に伝わるのか、一般的な流れを説明します。

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ストレスチェックの面接指導の流れ

まずはストレスチェックの面接指導のフローを確認しましょう。

①ストレスチェックの結果を労働者に直接通知
②ストレスチェックの面接指導の対象者(高ストレス者)に対して、面接指導の申し出を行うように勧める
③労働者から事業者へ面接指導の申し出
④事業者から医師へ面接指導実施の依頼
⑤医師による面接指導の実施
⑥必要に応じて相談機関や専門医への紹介を行うこともある

⑦面接指導を行った医師から意見を確認し、必要に応じて就業上の措置を実施する

(労働者の実情を考慮して、労働者にとって不利益とならないように下記A~Dのような就業上の措置を必要に応じて実施する)

・就業場所の変更

・作業の転換

・労働時間の短縮

・深夜業の回数の減少など

面接内容の結果は上司に報告される?

面接指導の申し出は、労働者(社員)から事業者(会社)に対して行われるものですから、申出をした時点で、その労働者が高ストレス者であるという事実は事業者に知られることになります。

「高ストレス者である」という情報は重要な個人情報となりますので、事業者は、たとえ直属の上司であっても、むやみやたらに報告することはできません。

しかし、就業上の措置が必要となった場合には、プライバシーに配慮したうえで、上司に対して、就業上の措置の目的や内容などについて理解が得られるように必要な説明を行うことがあります。

この場合も、労働者本人と話しをしながら、本人が同意した範囲の情報のみ開示し、伝えることになります。

ちなみに、面接指導の結果は、就業上の措置を実施するために必要な情報に限定して提示しなければならないので、事業者は、診断名や、具体的な愁訴の内容などを知ることにはなりません。

上司から人事に結果の開示を求められた場合の対処法

ストレスチェックの結果は重大な個人情報であり、本人の同意なしに事業者も結果を知ることができません。

もし、高ストレス者の方の上司が、人事担当者に結果の開示を求めてきたら、ストレスチェックの結果は就業上の措置が必要な場合のみ、本人の同意の得られた範囲でしか開示ができないことを説明してください。

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後藤美穂

看護師 保健師

NPO法人CNSネットワーク協議会/ほっといい場所ひだまり 代表理事

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