職場環境の良い会社と悪い会社の3つの違いとは?産業保健師が解説

あなたの職場は、職場環境の良い会社ですか?それとも悪い会社ですか?

急に質問されても戸惑ってしまうかもしれませんが、そもそも職場環境が「良い」「悪い」とは一体どういった状態なのでしょうか?

今回は、一般的に職場環境が「良い」「悪い」とは具体的にどのような状態を指すのか、またその違いは何なのかを、産業保健師が解説します。

>>職場環境まとめ!アンケート方法、改善事例、良い職場の特徴【保健師解説】

職場環境が悪いとは?

まず、職場環境が「悪い」とは、すなわち「職場のストレス要因が多い」といえるのではないでしょうか。

職場におけるストレス要因とは、主に以下の3つが挙げられます。

・人間関係のトラブルがある

・長時間労働など業務量が多い

・報酬に見合わない仕事上の重すぎる責任がある

どれも、働きづらそうな会社であることはイメージし易いのではないでしょうか。

では、職場環境が「良い」とはどんな会社なのでしょうか。

職場環境が良いとは?

職場環境の「良い」会社とは、先に挙げた職場のストレス要因が少ない会社といえます。

具体的にいえば、次の3つが守られている会社です。

・人間関係のトラブルがない

・長時間労働などがない

・仕事の責任は適度である

人間関係のトラブルがないようにするためには、風通しの良い職場環境を築くことが大切です。

長時間労働でいえば、労働には「努力―報酬費均等モデル」というものがあります。

一生懸命努力して働いても、そこから得られる報酬が釣り合わない場合、人はストレスを感じます。

残業代を払えば、いくらでも残業させて良いというものではありませんが、適切な時間の範囲内で、適度なクオリティが求められ、かつそれに見合った報酬をもらえる会社――

そういった会社は職場環境が良いといえるでしょう。

また、「仕事の要求度―コントロールモデル」というものもあります。

責任ばかり負わされるわりには、自分自身で業務を自由に決められない(=裁量権がない)、という状態は非常にストレスフルであることを示すモデルです。

ストレスには実は「裁量権(コントロール度)」も深くかかわっているのです。

職場環境が良い会社と悪い会社の3つの違いとは?

さて、以上のことをまとめて、職場環境の良し悪しを決める3つのポイントをいえば、次のようになるのではないでしょうか。

・風通しが良い会社
・長時間労働や過大な作業量がない会社
・作業量や責任に見合うような裁量権や報酬を得られる会社

風通しが良い会社とは、上層部だけで決定するのではなく、社員の意見を吸い上げてくれたり、社員の声に耳を傾けてくれる会社です。

そのような機会があるとないのとでは、ずいぶん職場環境が変わってきます。

また、これは言わずもがなですが、長時間労働や過大な作業量は職場環境を悪くする一方です。

電子タイムカードなどを導入していて、労働時間を客観的にモニタリングできる仕組みがある会社(例えば、45時間以上勤務していたら黄色信号などが出る仕組みなど)だと、残業が多くなりにくいといわれています。

昇給、昇格も含めて、制度が「見える化」されている企業や、ある程度、自分の希望や意見が聞き入れてもらえる会社だと働きやすいといえるでしょう。

さいごに

ここまで、職場環境の良い会社、悪い会社について考えてきましたが、あなたの会社はどうでしょうか。

離職率が少ないというのは、良い会社であればこそです。

誰もが、こころと身体の健康を保ちながら働ける会社や職場環境を作っていくこが、結果的には企業全体に良い影響を与えます。

多くの会社がそのことに気づき、職場環境の改善に取り組んでほしいと思います。

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後藤美穂

看護師 保健師

NPO法人CNSネットワーク協議会/ほっといい場所ひだまり 代表理事

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