転職準備で資格取得はアリ?おすすめ資格ランキングで人事コンサルが解説

転職を考えているけど、自分のスキルや経験の少なさが不安…資格でも取っておいた方がいいかな…と思っていませんか?

実際、転職を考えている人の中には、

「資格を取ってから転職したほうがいいかな?」

「持っている資格を全部履歴書に書いたほうがいいのか?」

と悩んでいる方も多くいらっしゃいます。

特に、20代前半〜半ばの方だと、ビジネスマンとして一人前になるかどうかというタイミングですので、上記のような不安を持つこと自体は当然と言えば当然と言えます。

そこで、このコラムでは「転職におすすめの資格」をランキング形式でご紹介します。

転職に有利な資格は存在する

結論からお伝えすると、「転職に必要な資格」「転職に有利に働く資格」は存在します。

しかし、同時に「評価にあまり影響しない資格」「マイナス評価になってしまう資格」もあります。

資格によっては取得に時間をかけるよりも、面接対策などに時間を使ったほうが有益なケースもありますので、のちのち後悔しないためにも正しく把握しておきましょう。

職種によって有利になる資格は異なるため、細かなランキングではなく転職に使える度を「A・B・C」の3ランクに分けて解説します。

転職に使える資格ランクとは?

転職活動への役立ち度という観点で考えると、すべての資格は3段階に分類できます。

Aランク

応募の必須条件にされやすい資格

Bランク

必須ではないが選考の評価につながりやすい資格

Cランク

必須でなく選考の評価にもあまり影響しない資格

それでは早速Aランクの資格から見ていきましょう。

応募の必須条件にされやすい資格(Aランク)

<職種問わず>

・普通自動車免許第一種

・TOEIC(650点以上)

<営業・事務・管理部門職>

・MR(医薬情報担当者)

・証券外務員

・公認会計士

・弁護士

<販売・サービス職>

・管理栄養士

<不動産専門職>

・不動産鑑定士

・管理業務主任者

<建築・土木専門職>

・建築士(1級・2級)

・建築施工管理技士(1級・2級)

・電気工事施工管理技士(1級・2級)

・電気主任技術者(2種・3種)

・管工事施工管理技士(1級・2級)

・危険物取扱者(甲種・乙種4類)

<医療・介護専門職>

・薬剤師

・臨床検査技師

・介護支援専門員(ケアマネージャー)

Aランクは「保有していないと応募すらできない」ことがある資格です。

資格を持ってなければその仕事を行うことができない、というものが多くなります。

基本的には実務経験と資格保有がセットで問われる求人が多いと考えて間違いありません。

しかし、資格がないと業務ができない求人の場合、資格の優先順位が高いため「実務経験のない資格保持者OK」となることがあります。

当然、取得難易度の高い求人が多いですが、該当する仕事に就きたいなら、時間とお金を使ってでも資格を取得する価値があります。

必須ではないが選考の評価につながりやすい資格(Bランク)

<営業・事務・管理部門職>

・税理士(一部の科目合格でも評価になる場合あり)

・米国公認会計士(USCPA)

・日商簿記検定(1級・2級)

・社会保険労務士

・司法書士

・行政書士

・弁理士

・中小企業診断士

・CFP・FP技能士(1級)

・通関士

・MOS(Microsoft Office Specialist)

<販売・サービス職>

・旅程管理主任者(国内・海外)

<不動産専門職>

・宅地建物取引士

・マンション管理士

<医療・介護専門職>

・介護福祉士

・介護初任者研修・実務者研修

Bランクは「保有しているとプラス評価になる」ことが多い資格です。

一定レベルの知識・実務スキルを客観的に証明してくれる資格といえるでしょう。

会社や面接官によって差はありますが、少なからず評価につながることが期待できます。

ただし、これらの資格は必須ではなく「歓迎条件」の求人が多いです。

一番に重視するのは実務経験や面接の印象であり、資格はあくまでもサブ的な位置づけになることを忘れないでください。

つまり、資格取得に時間とお金を使うより、現在の仕事で成果を上げることに集中した方が転職で有利になりやすいということです。

未経験かつ今の仕事の実績がPRにつながりにくいのであれば、新たに資格取得の勉強をするのもありでしょう。

必須でなく選考の評価にもあまり影響しない資格(Cランク)

<営業・事務・管理部門職>

・秘書検定

・医療事務

・歯科助手

・キャリアコンサルタント技能士

・AFP・FP技能士(2級)

・ビジネス実務法務検定

<販売・サービス職>

・サービス接遇検定

・販売士

・インテリアコーディネーター

・カラーコーディネーター

<IT技術職>

・ITパスポート

・ウェブデザイン技能検定

Cランクは「転職活動では大きなプラスにはならない」ことが多い資格です。これらの資格は下記2点のどちらかに該当します。

・基礎的な資格のためハイレベルの実務ができる証明にならない

・資格の知識より面接の評価が圧倒的に重要視される仕事である

まず、比較的容易に取得できるため、高い能力と見てもらえないことが挙げられます。

簡単に取れるということは保有者も多いため、他者との差別化が難しい一面があります。

「勉強した」という意欲を伝えることはできますが、面接で意欲を伝えるトレーニングをしたほうが効果的といえるでしょう。

また、サービス接遇検定や販売士、秘書検定などは対人力のスキルを証明する資格と言えますが、面接官の立場からみると、面接で対人力をチェックしたほうがよほど確かな情報が得られます。

そのため、面接の評価が高ければ資格取得の有無はあまり関係ないのです。

先ほどと同じく、勉強する時間を面接トレーニングに使ったほうが、間違いなく転職可能性が高まるはずです。

これらの資格は、ないよりはあったほうがPR材料にはなります。

ただし重要なのは、時間とお金を使うべきは「資格取得勉強」か「面接の勉強」か、という判断です。

同じコストを投下するのであれば、合格に直結する勉強をしたほうが良いケースが多いように感じます。

私は数多くの転職者を面接してきましたが、ほとんどの人は「面接の対策」に時間をかけていません。したがって、少し練習すれば大きく伸びる余地があるのです。

限られた時間を効果的に使って、戦略的な転職活動をされることをオススメします。

おまけ:マイナス評価を誘う資格

最後に番外編として「履歴書に記載することで評価が下がりやすい資格」をご紹介します。

・TOEIC(500点以下)

・英検(3級以下)

・日商簿記検定3級(求人の対象によっては書いてもOK)

これらを記載している履歴書をまれに見かけますが、人事担当者にマイナスイメージを与える可能性が大きいです。

資格の難易度が低いこと自体が問題なのではなく、PR材料としてこの資格を書いているという「考え方」に疑問を持たれてしまうのです。

例えば、飲食店の調理スタッフに応募してきた人のPRコメントに「私は毎朝コーンフレークを自分で作っています!」と書かれていたら、あなたはきっと採用しないですよね。

上記の資格も同じで、記載することによって「私たちの求めるレベルをわかっていない理解力のない人」と思われてしまうのです。

趣味系の資格も同様に、話しのネタになりそうでなければ書かないほうが無難です。

まとめ

転職におすすめの資格をご紹介してきました。

目指している仕事に該当するのであれば、Aランク・Bランクの求人は転職活動のために取得して損はありません。

そして資格がPR材料としてどれだけプラスに働くかは職務経歴書と面接の出来次第です。

「資格の勉強」だけでなく「面接や書類選考のための勉強」もしっかりと行って、転職活動を成功に導きましょう。

山崎晃平

株式会社NOMAL 執行役員

早稲田大学卒業後、ベンチャー·リンク、リクルートコミュニケーションズ、リクルートキャリアを経て、キャリアラインを設立。転職・起業向けOB訪問サイトCareerLineをリリース。翌年、人の魅力に特化した採用ブランディングツールHumanismを開発。

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