看護師の転職は何年目が多い?転職のポイントを年次別で先輩看護師が解説

「看護師の転職って何年目が多いんだろう…」「最低3年は続けるべき?」

看護師として転職する上で、いつのタイミング、どれくらいの年数を経験していたら良いのか悩んでいませんか?

看護師としての経験年数から転職のポイントを押さえることで、理想と思える職場への転職を一歩近くことができますね。

転職に対していろんな捉え方をすることで、たくさんの可能性のある道が広がっていきます。

今回は、看護師の勤続年数や若手の転職事情をデータと自身の経験からご紹介します。

看護師の平均勤続年数は?

皆さんが転職を考える際に気になるのは、周りの人がどれくらい働くものなのか…というところでしょうか。

どのくらいの年数で転職を考えて良いものなのか…と、辞めるタイミングについて考える人も多いですね。

まずは、2001年に実施された日本医療労働組合連合会による看護職員実態調査から平均勤続年数について見てみると…

平均勤続年数は平均10.7年

という結果でした。

この結果を見ると、調査全体の約6割の人が10年を勤続していることから、長く勤める必要があるのかと思うかもしれません。

5年未満での転職は約40%も

ですが、5年未満で転職している割合は37.9パーセントで調査全体の4割となります。

また、3年未満の割合は25.2パーセントと調査全体の4分の1の結果となっています。

この結果から、いくつかの転職するタイミングがそれぞれ存在することが分かります。

また、ある程度の必要年数で必要なスキルや技術を押さえることができれば、いつでも転職することは問題ないことだと考えます。

他のデータより、それぞれの年数やタイミングで辞職する背景において、半数以上の看護師が自身のライフスタイルに加えて、年々増える仕事量の変化や時間外労働について悩んでいることも現状であります。

年々勤続年数が短くなっているというデータから、少なくとも、職場において仕事とプライベートの両立をさせるようなシステムや日本社会の風潮がない点も考えられます。

結婚、出産、子育てに対して祝福があったり、思いやりのある職場は実際そう多くはないです。

これらの理由で働けないことにより、師長や周りのスタッフから居心地の良くない雰囲気や状況にさせられたりと、まだまだ理解してくれる職場は十分ではありません。

雇う側のことを考えることも大切ですが、人生は短く、あっという間なので、自分のライフスタイルを優先することは決して悪いことではありません。

理解を得られない場合もあると思いますが、与えられた仕事をしっかりと責任を思って行っていれば、自分中心に考えて大丈夫ですよ。

最低3年は転職を我慢すべき?

勤続年数の割合データから、勤続年数5〜10年未満は20パーセントです。

次に多い割合は、勤続年数1〜3年未満は15.9パーセントです。

経験年数やタイミング的にも、3年目で一度退職や転職をする人は少なくはないということです。

一般的に言われているのが、やはり経験3年間を経て基礎が身につくということですね。

データからも、経験3年を持って退職する傾向が多くみられるということだと考えられます。

私の場合も、初めの3年経験を経てライフスタイルを変えるために一度退職をしました。

3年間で学ぶことは非常に多く、看護師としての基礎が身につくことは間違いなく本当のことだと思います。

個人的には、看護師として一人前なのかどうかと問われると、十分ではないが一人前と言えるところでしょうか。

ですが、勤務している部署や勉強具合によっては、一概に一人前とは言えないのも事実です。

例えば、新人から何も医療技術や看護技術の少なかったり、多くの関わりを持たない部署であれば、十分な看護スキルを得ることはできません。

そのため、技術経験の少ない状態で3年勤務であれば、次に転職した際に有利となるポイントをアピールすることが難しいではないかと考えます。

ですが、どんな部署であっても、基礎のある勉強意欲の高いモチベーションや何らかの納得できる理由があれば、どんなに短い年数で転職しても問題ないのかと個人的に思います。

データと自身の経験からは、明らかなパワーハラスメントや健康状態に影響するぐらいの過酷な労働状況は別として、最低3年勤続することはたくさん学べることがあり、次に活かせる経験を持つことができるのではと考えます。

それより短い期間でも、転職は大いに可能です。

しかし、採用側の病院も3年で一人前と考えているところが多いようです。

そのため、次の理想の病院で自分をどうアピールしていくかや、どのようにスキルアップしていくかは、具体的に目的や目標を持つことがより大切になっていきます。

若手でも転職を有利に進めるためには?

新人看護師の場合

上記では、最低3年勤務についてお伝えしました。

しかし、自分がしっかりと今後のイメージを描いているのなら、必ず道はあります。

新人だから転職は難しいものと考える前にぜひ一緒に考えていきましょう。

まず、転職を進める際にどのようなことが大切で重要であるかご存知でしょうか。

看護師の転職先は様々ありますが、どの就職先においても必ず求められることは、辞めた理由よりもこれから何をしたいのかという自分の意志を求められることが多いです。

たまに、辞めた理由を詳しく聞いてくる採用担当者もいますが、どんな理由であってもやる気や目標があれば、必ず前向きに捉えてくれるはずです。

そのために、「なぜ違う場所へ転職して、何をしたいのか」を明確である必要があります。

また、その他にも転職する上で必要なのがそれぞれの病院の特徴や募集要項を必ず読んで、できれば見学や体験ができたら良いですね。

転職サイトに登録することも理想の職場に近づく一歩にもなりますが、口コミや転職会社側が考えるメリットのみしか伝えてくれない場合もあります。

もし既に気になる転職先があれば、公式のホームページを読み込むことをお勧めいたします。

もちろん、転職サイトに登録して色々な求人詳細を知ることも、次第に自分のやりたいことが見つかる可能性もあるのでとても重要です。

また、労働状況が自分自身の健康状態に影響を及ぼすような場合には転職を考えましょう。

無理をせずに必ず自分にあった場所があるため、自分を大切にしてこその患者さんへの看護が存在します。

2〜3年目の看護師の場合

臨床経験1〜2年を経て、転職を考えている方も同様に「なぜ転職をしたいのか」を明確であれば、十分に転職は可能です。

ライフスタイルを優先したいという理由でも転職は問題ありません。

また、ある程度の経験が必要だと述べましたが、何か他に違うやりたいことがあるという方でも、今後看護師の仕事に戻った時に技術と知識があれば、いつでも戻ることは可能だと思います。

ただ、やはり臨床から離れる場合には今後の自分のためにも、患者さんのためにも知識の向上やできる範囲での技術の向上などは必要かと考えます。

私は3年勤務後、ライフスタイルのために一度退職をして一人旅を始めました。

また、緩和ケアの勉強をしたかったので、自分のペースで勉強をして知識向上に努めました。

ただ、私の場合は退職後半年経ってからまだ看護師として急性期の経験が不十分だと思いました。

一人旅の途中にふと考えたことは、もし国内や海外でも何か誰かに生命の関わる緊急事態が起きたら対応ができるのかと考えたら、できない…ということでした。

また、がん看護分野で勤務していたため、もう少し深い看護に寄り添いたいと思い、更なるスキルアップと経験のために再就職を決めました。

5〜6年目の看護師の場合

既に経験5、6年がある看護師の方の転職については、自信を持って自分のやりたいことやライフスタイルを優先してほしいと考えます。

臨床経験5、6年もあれば、十分に看護師としての基礎から応用までのスキルはあるはずです。

また、これからどのように看護師人生を過ごしていけば良いかや、いつのタイミングで転職するべきか悩みだす頃ではないでしょうか。

今後も看護師として働いていきたいと考える人は、どの分野に興味を持ち専門性を極めていきたいかと考えられると良いですね。

同じ場所で長く勤務しているより、他の場所への転職によって新たな発見や気づきがある可能性もあり、個人的には様々な場所でたくさん経験することのほうが楽しいと感じます。

「今後は少し看護師を休憩して、違うことをやってみたい」と考える人は、自分のやりたいことを実行する一番良い時期なのではないでしょうか。

周りにどんなことを言われようとも、自分のやりたいことがあることは大変良いことだと思います。

また、病院だけではなくクリニックや治験といった違う分野・場所での活躍もすることが十分にできるのではないかと考えます。

私の場合は、勤務5年でいくつかの専門、民間、大学病院で急性期を学んだと判断して、一旦自分のやりたいことにフォーカスしようと思い、退職しました。

まだ、がん看護の分野で働きたい気持ちもありますが、今は休憩期間として臨床を離れています。

もちろん、今後のために知識や技術を忘れないように勉強もしながら、がん患者さんのオンラインカウンセリングを始めるなど人生を楽しんで過ごしています。

さいごに

転職するタイミングや年数については、周りの同僚の状況をみながら考える人が多いと思います。

しかし、まずは自分のことを第一に考えて転職について考えてみることは自分にとって非常に大事なことです。

周りの同僚や上司を気にしながら、転職を考えていると自分が何をどうしたいのかも見失ってしまいます。

また、過酷な労働状況や自分自身の健康に影響を及ぼす状態に対して” 勤務を続けなさい “と言ってくる上司はあなたのことを何一つ考えていないと思うので気をつけてください。

自分のことをちゃんと考えてみてくれている上司であれば、転職する理由も聞いてくれるでしょうし、転職することを受け入れてくれます。

今まで私も受け入れてくれない職場と受け入れてくれる職場を体験しました。

そこで感じたことは、基本的に自分の目指したいものを明確にして自分から、理想の職場ややりたいことに近づいていくことが大切であると学びました。

どの年数においても、転職するにあたって勇気が必要でありますが、どんな形や方向からでも良いので、自分の目指したい先・転職に触れることから始めることでより良い転職、理想の場所にたどり着けることができます。

村上生

看護師

RECOMMEND こちらの記事も人気です。

  1. 18.07.26
    新人看護師が辞めたいと思ったら…3つの解決策を先輩看護師が解説 看護師の転職

  2. 18.07.23
    看護師の転職先の探し方4選&3つコツとは?先輩看護師がご紹介 看護師の転職

  3. 18.07.27
    2,3年目で看護師を辞めたい…離職率や先輩看護師から3つのアドバイスとは? 看護師の転職

  4. 18.07.25
    看護師の転職で失敗しない!10つのチェックリストを先輩看護師が伝授 看護師の転職

  5. 18.08.09
    看護師が転職後の職場で良い人間関係を築く3つのポイントとは? 看護師の転職

  6. 18.07.30
    看護師を辞めたい5年目…先輩看護師が提案する3つのキャリアとは? 看護師の転職

Menu