転職することを決めたものの、受け入れてくれる職場があるのか…、落ちたらどうしようか…と考えたくなくても悩んでいる人がいるかもしれませんね。
転職において、どんな時でもたくさんの不安がつきものなのです。
そこで今回は、少しでもその不安を軽減できるように、看護師である私の経験なども踏まえて、失敗しない転職のためのチェックリストについてお伝えします。
応募から内定の過程に潜む転職失敗リスクとは?
まずは看護師の転職活動においての転職失敗リスクについてです。
「転職に失敗してしまうのではないか」と不安を抱いている人は、どのようなことについて考えているでしょうか。
不安などのネガティブな気持ち
転職するということは、今の居心地の悪い職場から楽しくやりがいを持てる仕事をすることができる良い職場環境へ移るということが目的である場合も多いと思います。
そのためには、気持ちの面だけ考えると少しでも前向きな転職活動が必要です。
もちろん、ネガティブな気持ちになってしまう気持ちはあると思いますが、ひとつでも悩んでいる不安のプラス面を考えるようにしてみてください。
そうすることで、少しずつ自然と前向きな気持ちを得られるはずです。
求人施設の意向を気にしすぎる
気持ち以外の面で考える転職失敗リスクのひとつとして、応募理由や面接時の内容で転職が左右されると考えられます。
面接時も採用担当者の面接を気にしながら答えなければならないのか…
というように考えていると、自分自身を知ってもらうチャンスもなくなります。
そのため、自分自身の魅力を分かってもらえない状態で結果が決まってしまいます。
必ずしも、求人施設側の良いところだけを伝えるのではなく、自分自身の魅力について文章や言葉で伝えることができたら良いですね。
看護師の私が実際に転職で失敗した話
私は新人時代から含めると転職は3回行っています。
転職期間中、不安もありながらでしたが、何とかやってきた自信と積みたい経験の内容を明確にすることで、比較的スムーズに転職を繰り返してきました。
ただひとつ、失敗したなと感じた点は、上記でも述べたように応募理由や面接時に自分の持っている良さについて伝えることができなかったことです。
現在の日本社会において、退職や転職することにネガティブに捉えている採用担当者は必ずいます。
初めての転職の際は、ネガティブな思考から前職場を辞めた理由をちゃんと伝えることができませんでした。
結果的に、その時の転職は問題なく内定をいただきましたが、この面接をきっかけに転職することはネガティブなことではないと思うようになり、次の転職時には、ある程度の自信を持ってポジティブな気持ちで選考過程に進みました。
私のこの経験から、初めての転職の場合、繰り返し転職することが悪いことだとネガティブに捉えがちですが、逆にいろんな経験が積めたり、キャリアに自信を持てるようなポジティブに捉えるようにしておけばよかったと思いました。
看護師の転職で失敗しないための10のチェックポイント
1.転職に対してポジティブに捉える
転職で失敗しないようにという記事を読んでいる方は少なくとも、転職の過程で不安を感じてネガティブ思考になっているかもしれません。
転職をする際、どんな離職理由があっても転職をすること自体が悪いことではないということを覚えておいてください。
転職に対して、ポジティブに捉えることでたくさん可能性が広がっていきますので安心してくださいね。
2.採用担当者目線で応募理由を考えすぎない
応募理由のステップで何を書けばよいのか、採用担当者目線で理由を書けばよいのかといろいろと思考を巡らせて悩んでいる人がいるかと思います。
応募理由がどれくらい重要視されるのかは求人施設によって違うかと思いますが、どんな理由でも応募した求人施設の病院でどのような看護や仕事をしたいと書くだけで大丈夫です。
それだけで応募理由は十分に伝わりますので、採用担当者目線で応募理由を書く必要はありません。
3.小論文は自分の看護観を述べる
小論文を選考基準として設けている求人施設も時にありますので、悩んでいる人がいるかもしれません。
実際に私も2度受けたことがありますが、ほとんどの小論文の内容は自分の持っている看護観を問うようなテーマを準備されています。
そのため、過去の記憶を元に患者さんとの関わりをについて、自分の思う看護観について触れて書いてみてください。
小論文は看護観を知ってもらうためのものだと考えると楽になりますね。
4.面接時は明るくポジティブ思考で臨む
面接は誰でも緊張してしまうものですが、希望する求人施設での面接の結果が良くなかったとしても、必ず次がありますので恐れず、ありのままで素直に面接に臨んでください。
そうすることで、必ず採用担当者にも自然と伝わります。無理に作った自分を見せつけなくても分かってくれます。
5.面接時は自分を全部伝える必要はない
面接の時に自分の良さを全部伝えようとして、必死に話してしまうこともあるかもしれません。
しかし、多少の緊張の中でもリラックスした状態で採用担当者との言葉のキャッチボールをすることで意識してみてください。
準備していた全部を伝えようとすることは必要ありません。
もちろん、伝えたいことは話しても大丈夫ですが、簡潔に伝えられるように予め考えておきましょう。
6.面接時は自分のしたい看護観を伝える
面接の中盤あたりで、「なぜ求人施設を応募したのか?」という理由を聞かれることがあると思います。
その場合、求人施設で働きたい理由を並べるのではなく、自分のしたい看護や仕事が求人施設に合っていたからというように伝えることで、明確に看護観を含めて今後の働き方やキャリアの考え方なども伝えることが出来ます。
採用担当者の考える裏側を考えてみると、自分が面接で何を話した方が良いのかが分かってくるかもしれませんね。
7.面接時は採用担当者の反応を伺わない
面接を受けていると、自分の発した言葉ひとつひとつに面接官がどのような反応をされているのか気になるかと思います。
ですが、面接官の反応を伺うことで次に自分の発する言葉に緊張や不安をもたらす可能性があります。
もちろん、面接官の反応は気にせずにいることが望ましいですが、気にせずにいることは難しいかもしれません。
しかし、採用担当者が面接を設けている時点で、あなたを落とすための面接ではないため、面接官の顔色は意識しずぎないようにしましょう。
8.退職理由を聞かれたら経緯を堂々と答える
前職場を退職した理由について質問してくる求人施設は多いかと思いますが、事実や経緯をそのまま答えることができたら問題ありません。
もし退職したことをネガティブに感じていた場合、このような質問をされた時に上手く伝えたいことを伝えられない可能性があります。
ですが、採用担当者はただ応募者の全体を知るために、退職した理由について質問するだけのことなので、あまり弱気にならず伝えられるといいですね。
9.持っていないスキルや経験についてポジティブに伝える
経験したことのある分野について話すことは可能ですが、面接において持っていないスキルや経験したことのない分野について答えることは多少不利になるのかなと考えてしまう人がいるかもしれません。
ですが、未経験のスキルがあるからといってマイナスポイントになることはありません。
むしろ、これから新しい場所で学んでいける機会があったり、学んでいく過程で興味がより出てきたりとプラスにとってもらうことが可能です。
そのため、未経験のことについてありのままにポジティブに伝えることも大切です。
10.良い印象ではなく、ありのままの自分の印象を与える
最後に、転職活動の応募から内定までの間、求人施設の複数の採用担当者の方と話をしたりする機会が何回かあるかと思います。
自分の持つありのままの人間性は自然と伝わりますので、深く考えずに自分らしさをアピールして、ありのままの自分を見てもらいましょう。
新しい職場に応募する時点からありのままでいることで、働いた後も自然体でいられるかと自身の体験からも言えます。
さいごに
看護師向けの失敗しない転職ということで、いくつか転職を臨む上での意気込みや考え方についてお伝えしました。
何よりも焦らずに心に余裕を持って転職活動をすることでストレスも少なく、スムーズな転職を行うことができると考えます。
心に余裕を持つひとつの方法としては、少しでもポジティブ思考でいることですね。
そうすれば、看護師の転職で失敗することは少ないかと考えます。