看護師の人間関係が悪い職場と良い職場の3つの違いとは?看護師が解説

看護師として働いていると仕事の責任感のストレスはもちろん、職場の人間関係によるストレスを感じることも少なくないですよね。

実際に、職場の人間関係の悪さをきっかけにして転職する看護師も多いですし、誰だって人間関係の良好な職場で働きたいと思います。

そこで今回は、看護師の人間関係が悪い職場と良い職場の違いについて3つご紹介したいと思います。

自分の職場についてどうなのかを考えてみることは、自身の精神衛生上大切なことだと思いますので、これを機会にぜひ考えてみてください。

転職する際にも、どのような職場が良いのか、悪いのか見つける判断材料にもなりますので参考になれればと思います。

看護師にとって職場の人間関係が重要な理由

まず、看護師の職場は医療のチームで成り立っていて、看護師以外の医師やリハビリ療法士などといったコメディカルと一緒に仕事をすることが前提です。

一人だけでは何も始まらず、チームで力を合わせて患者さんのケアをしていくことが看護師の仕事です。

看護師が仕事で相手にするのは患者さんだけではなく、他職種との連携も必要でありますし、それなりの基本的な人間性が必要です。

ここが根本的に良い職場と悪い職場の分かれるところであり、これはどこの社会においても必要なことですよね。

職場の人間関係の良し悪しを決める要因とは?

では、何が問題で良い・悪い職場が出来上がってしまうのでしょうか?

実体験から伝えたいことはひとつ。基本的な人間性を持ち合わせている人がいるかどうか、ただそれだけの違いです。

ただそれだけの違いであり、基本的なことなのに残念ながらそれを持ち合わせていない人は決して少なくありません。

ある意味、仕方のないことだとは思いますが、できるだけそういった人がいる職場に近づかないようにしたいものだと思います。

そのためにも、看護師の人間関係が悪い職場と良い職場の違いについてお伝えしていきますね。

看護師の人間関係が悪い職場と良い職場の3つの違い

①スタッフ同士、お互いを思いやる気持ちの違い

上記でも述べたように、看護師は他職種と一緒に働くことが非常に多いです。

医療チームのなかで、他職種と一番多く関わりを持って連携をしていくのは看護師だとも思います。

医師に相談・連絡・相談を行い、

リハビリ療法士とリハビリ状況について関わり、

地域連携の人と退院・転院支援について関わり、

患者とその家族さんとたくさん話し合う…

といったことが必要です。

そして、それぞれのニーズに合わせてケアしていかなければなりません。

何よりも看護師は一人で動くのではなくて、チームで共有して一つの目標に向かっていく協力が必要となりますね。

協力する上で一番、お互いを思いやったり、尊重しあう気持ちが大切です。

そんななかで、一人でも人間性の良くない人がいたら、医療チームどころか看護師のチームのなかで雰囲気は悪くなってしまいます。

人として基本的なことなのですが、大人になっても自分の情緒を出して雰囲気を悪くさせる看護師は、(実体験を踏まえてお伝えすると)残念ながら多くいます。

協力することに、お互いを思いやる気持ちは誰に対しても大切で必要なことだと思います。

それぞれの意見を出し合って、より良いケアの方向性を決めて患者のケアにあたりたいところが、一人でも協力しないような態度をとったり、冷たい態度をとるとなれば、何一つまとまらずにチーム全員嫌な気持ちになってしまいますね。

やはり、人と接して仕事をするなかでどんな相手でも、心があるのだから、ちゃんと考えて思いやって仕事をしたいものですね。

同僚の看護師から評判が悪い看護師は、患者さんからも良く思われていないことが多く、クレームも多いように感じます。

たとえ、新人看護師であっても同じスタッフなのだから思いやる気持ちは大切です。

どんな意見でも尊重する姿勢というものが必要ではないかと考えます。

また、新人教育や指導をみているとよく分かるかと思いますが、情緒を出さずに思いやりをもって的確に尊重しあった関係で指導することで、新人看護師は恐縮することなく伸び伸びと成長することができます。

思いやりを持てない先輩看護師は、常に新人看護師を攻撃してしまい、何をすることにおいて自信がもてなくなってしまいます。

そのような思いやりを持てない看護師は新人教育には向いていないと思いますし、そもそもの部分で間違っているような気がしますよね。

同じく、指導しなければならない患者さんや、せん妄のある患者さんにも同じ対応している人は多いです。

何においても、どんな状況であっても、人に対して思いやりは大切です。

ここから人間関係の良い職場と悪い職場の根本的な違いが生まれるのだと私は考えます。

こんなに簡単で分かりやすい違いであるのに、簡単に解決できない問題から考えると、人は簡単には変わらないということでもあると思います。

そう考えると、人間関係の悪い職場に居続けるよりも、思いやりのある職場に変わることのほうが良いということが分かります。

②チームワークのあり方の違い

次にお伝えしたいのは、チームワークのあり方です。

看護師は、チームとして動くということですが、チームのはずが「我の強い看護師」が独立して、チームを率いる状態になっている部署もあると思います。

人間関係の良い職場のチームには「思いやる気持ちが必要」と言いましたが、それに加えてチームのあり方も重要なポイントになってくると考えます。

人間性の良くない看護師が一人でもいれば、チームの輪を乱してチーム内を混乱させてしまうことが多々あり、私もよくそのような状況を見てきました。

チームが協力して一つの方向性に向かって患者のケアに当たりますが、一つの方向性に向かうという時点でズレが生じてしまうとチームのあり方も大きく変わってきます。

例えば、一人の人間性の良くない看護師が一つのケア方法に根拠もなくこだわり、いくら他の人が意見を言ったとしてもケア方法が変わらない場合があります。

そして、若手看護師はケア方法について口出しすることは当然できずに、何をするに対してもどのケア方法に沿って行っても、いろんな先輩や上司から注意をされる状況となります。

このような状況のチームワークは一人の勝手な行動によるものであり、何も団結したチームワークではありません。

もしくは、若手看護師の看護ケアに十分でないことに対して、先輩看護師が感情を露わにしてチームワークを崩してしまうケースもあります。

このケースはよくあることですが、若手看護師のミスは誰にだってあることなので、本来であれば先輩看護師がチームを乱さないように修正していくことが重要であると考えます。

このような状況は、誰もが何も言えない状況であり、部署の雰囲気も悪くなることとなり、結果として悪い人間関係の職場となってしまうのです。

一方で、人間関係の良い職場であれば、スタッフ同士の思いやる気持ちがあり、どのスタッフも自分の持つ看護観を意見でき話し合うことが当たり前のこととして行われていると思います。

つまり、看護師全員が一つのケア方針に納得して、チームとして動いていくという流れであると考えます。

そのため、

チームワークのあり方がどのようなものなのか

全員が自由に意見を言い合える状況なのか

一人だけの意見に偏っていないか

ということを重視してみていく必要があります。

また、一人が間違っているケアをしていたとしても、それをどのように注意してチームとしてまとまっていくのかというところが大切となります。

もちろん、若手看護師側も深くチームワークについて考えられない場合もあります。

ですが、個人的には諦めずに思いやりをもって指導していく必要があるのだと考えます。

転職の際は、なかなかそこまでは内部の状況見られないかと思いますが、1日体験の時に看護師内部の人間性を観察することで良い職場を見つけられる可能性は十分にあります。

職場の雰囲気は師長で決まる

最後に良い職場か悪い職場か見極める一つとして、今までの私の経験上感じることは上司である師長で決まると思います。

スタッフを思いやる師長、

自分のことしか考えていない師長、

管理職として適していない師長、

表面上だけの師長、

様々なタイプの師長がいます。

今までのいくつかの部署で実際に経験して感じたことは、だいたいの雰囲気やスタッフの人間関係は師長で決まるということです。

実際に、チームの中で自分自身がおかしいと思った時、それを先輩や師長に伝えたところで、解決してくれる師長としてくれない師長がいました。

もちろん、師長の立場や看護部長からの評価も大切なことだとは思いますが、直接、患者に影響がないことなので個人的にはどうでもいいのではないかと思います。

物事やスタッフを動かすことができるのは、師長しかいない職場も多いと思います。

スタッフも、師長の言うことならやらざるを得ない状況はどこも一緒なはずです。

そのため、良い職場か悪い職場かは師長の人間性によるところが大きいと思います。

もちろん、良い師長のいる職場であれば見せかけの優しさや思いやりではなく、ちゃんと人間性の良い心で患者やその家族に対応していたり、スタッフのことも思いやったりしてくれます。

そんな職場のなかで辞めたいと思う気持ちはなかなか出てこないと思います。

ですが、人間性の良い師長のいる職場を選ぶことは難しい面がありますが、転職や就職をする前に、少なくとも1日体験などをすることでいろんな職場のスタッフの様子を肌で感じてみることをおすすめします。

さいごに

看護師をしていると、いろんなスタッフや医師、その他職種の人間性を観察することが多く、人間観察が好きという看護師も多いのではないでしょうか。

そのスキルを使って、ぜひ職場のどの人間がこのような状況を作り出しているのかというところに持っていけば、解決できることも対処できることも必ずあります。

もちろん、どの職場もどの社会も思いやりの持てる良い職場になってほしいと思います。

良い職場と悪い職場の違いは、深く考えなくても基本的なことの欠落で起きる現象です。

必ず転職する前には1日職場体験などで人間観察をしてみることが大切ですね。

村上生

看護師

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