介護職の男性の需要や将来性って?給料は良い?介護福祉士が解説

「介護の仕事って就職先は沢山あるけれども、誰でも働けるから給料が安いし、重労働だから一生働き続ける仕事ではないよね」と声をかけられることがあります。

その度に私は、「働き方次第で、定年まで十分に働けますよ」とお答えしています。

そこで今回は、介護の仕事の将来性についてお話しさせて頂きたいと思います。

>>【介護福祉士解説】介護職の転職まとめ〜仕事内容・種類・資格・給与〜

介護需要は高まる一方!

2015年に行われた調査では、日本の総人口に占める65歳以上の高齢者の割合が26.7%と過去最高になったことが発表されています。

また、75歳以上の後期高齢者の人数も1千万人を超えたと発表されました。

今後も、高齢者の割合は増加していくと考えられており、2035年には、65歳以上の高齢者の割合が33.4%を超えると言われており、人口の3人に1人が高齢者になると考えられます。

世界保健機関の定義では、高齢者の割合が21%を超えたら超高齢化社会とされています。

日本はこのことから、既に超高齢化社会であると言えます。

高齢者の割合が増えるなか、介護従事者の増加は追いついておらず、現在で50万人程度の人員不足、5年後には80万に近くの人員不足になると言われています。

この事からも、介護の仕事全般的に、今後より一層需要が高くなってくることが考えられます。

介護の仕事ばかりが3K?

皆さんは介護の仕事の3Kという言葉を聞いたことはありますか?

・きつい(重労働)

・汚い

・危険

を介護の仕事の3Kと言います。

介護の仕事をしていない人にも、介護の仕事は3Kであるという認識が広がってきていることが、介護従事者の不足という現状に繋がる要員の一つになっているのではないかと思います。

ここで一度、介護の仕事から頭を切り離して考えてみて下さい。

3Kの中で一つも該当しない仕事とは、どの様なものが考えられるでしょうか。

もし、皆さんの頭の中で3Kに該当しない仕事が浮かんだとしても、実際に働いてみると、外からは見えない大変なことが沢山あるかと思います。

そう考えると、介護業界が特別に3Kであるとは言えないのではないかと思います。

もちろん、身体の大きな人を支える介助を行う事があったり、排泄の介助をする事もあります。

また、人間を相手にする仕事なので、体調が急変してしまい、生死にかかわる場面に直面する事もあります。

私は、「介護の仕事は楽な仕事ですか」と聞かれたら、「大変ですがやりがいのある仕事です」と答えます。

どんな仕事にも3Kの中の一部はついて回るものです。

自分自身にあった仕事に就いたときに、3Kの部分よりやりがいや楽しさが勝り、3Kの部分が気になりにくくなるのだと思います。

介護士の給料は安月給?

介護の仕事の将来性をお伝えするにあたって、欠かせないポイントの一つとして「給与面」が挙げられます。

「介護の仕事は大変なのに、安月給なので続けられない」という声も聞かれますが、実際に安月給なのでしょうか。

私の仕事条件を例に挙げて、給与面について考えてみたいと思います。

・週5日勤務(月9日の休暇及び年末年始休暇5日間あり)

・勤務時間は8時半~17時半で夜勤はなし

・残業は月10時間未満

・希望すればほぼ好きな時期に有給をとる事が出来る

上記なような条件で、お給料は一般企業の同年代の方と同等程度もらっています。

これだけ聞くとどうでしょうか。個人的には、休みをしっかりとれてこの金額もらえれば大満足という状態です。

この記事を読んでいる介護職の方の中には、「そんな職場あるものか」と思う方もいるかと思います。

また、他職種の方の中には、「これなら私の仕事の方が大変だよ」と思う方もいるかと思います。

結局のところ、介護に限らず、どのような業種でも、働く場所や働き方によって、待遇は大きく変化するというのが私のたどり着いた考えです。

介護士の給与面においてのみ言えば、処遇改善加算や資格手当等で底上げを図っている最中です。

需要に対しての介護士人員の不足が問題になってきている中、今後も賃金アップに向けての動きが進むと思われます。

在職3年以降、給与が上がっていく

介護職の給料が安いと言われるもう一つの理由が、継続勤務年数の短さにあると思います。

私が介護の仕事を始めた時から言われていたのが、「介護職は3年働いたら転職する人が多い」という事です。

3年働いて、スキルアップのための転職をするのならよいのですが、

「給与が思うように上がらない」

「人間関係がうまくいかない」

「仕事が大変だから」

と言う理由で転職をする人が多いのも現状です。

一般企業では、自分の仕事を覚えるのに3年かかり、覚えた仕事を人に伝えられるようになるまで、さらに3年かかると言われています。

会社としても、有能な職員により多くの給与を支払いたいというのが当たり前の考えだと思います。

私も、3年を経過したころから給与が上がり始め、出来る事が増えるにつれて役職に就くようになり、給与の増加する幅も増えていきました。

介護福祉士やケアマネジャー等、経験年数によって受験できるステップアップの資格もあります。

資格手当がつく職場もありますので、働き始める前に、給与規定や昇給規定等について確認しておくのもよいと思います。

3年未満で職場を変えてしまった方は、将来性が見える前に振出しに戻ってしまったのかもしれません。

「まずは3年間」と割り切って頑張ってみるのも良いのではないでしょうか。

さいごに

今回は、既存の介護施設で働く場合を想定して記事を書かせて頂きました。

既存の介護施設で働くスタイルでも十分に将来性のある仕事であると言えます。

また、コンビニエンスストアと同じように、少し歩くと何らかの介護関係の会社を見かけると言うくらい、介護業界において新しいサービスが増えてきています。

起業という視点で考えても介護の仕事は将来性のある仕事だと思います。

>>【介護福祉士解説】介護職の転職まとめ〜仕事内容・種類・資格・給与〜

大石翔平

介護福祉士 社会福祉士

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