未経験・異業種の転職活動…志望動機の3つのポイントは?企業視点で解説

未経験や異業種からの転職活動で、志望動機の書き方に迷う…なんてことありませんか?

応募書類の締切前日まで、志望動機が思い浮かばず、途方に暮れてしまうことも少なくないと思います。

面接の当日になって面接の時間が迫ってくる中、必死で志望動機を絞りだしたという経験がある人は意外と多くいます。

さらに面接本番で志望動機を聞かれて、何とか回答したものの、予想外に何度も何度も突っ込まれ、冷や汗をかいた方もいらっしゃるかもしれません。

志望動機に苦手意識のある人は多い

上記で挙げたようなエピソードがあちこちで語られるため、志望動機に苦手意識を持つ方が多いと感じています。

事実、転職活動をされている方が一番悩むのが「志望動機」だと言われています。

未経験職種や異業種への転職であれば余計に悩ましいのではないでしょうか。

そこで今回は、未経験や異業種への転職活動における志望動機の書き方についてご紹介していきます。

志望動機で不採用になる現実

経験している職種や同業種への転職であれば、何となく分かることや想像できることがたくさんあって、勘や感覚をフル活用し、何とか志望動機を作ることができるかもしれません。

しかし未経験職種や異業種への転職であれば、その勘さえも働かすことができません。

こうなるとお手上げになってしまい、出たとこ勝負で面接に臨む人も多くいるのではないでしょうか。

一方で企業の面接担当者に話を聞くと、職種や業種の未経験者を面接した多くの面接官が、志望動機を理由に面接で不採用にした経験があると言います。

私が話を聞いた面接官たちは、「どうして未経験の職種や異業種に応募したのかは、非常に気になる」と言います。

このようにキャリアチェンジを考えている転職希望者にとって「志望動機」は悩ましく重い問題であり、企業にとっては採用選考における重要な問題、ということになります。

未経験職種や異業種への転職活動を成功させるためには、志望動機は避けては通れない非常に重要なファクターとなっているのです。

一般的に転職活動の成功のポイントは、「企業(面接官)の視点」を知ることだと言われています。

この成功のポイントである「企業(面接官)の視点」で、未経験職種や異業種への転職で重要となる志望動機の書き方を整理していきましょう。

企業(面接官)視点を知る

まず、経験職種への転職と未経験職種への転職の際の「企業(面接官)の視点」を比較しながら、志望動機に必要な要素を洗い出していきたいと思います。

企業(面接官)は最低でも以下の3つの観点から、転職希望者を見ていると言われています。

・早期に戦力として成り得る人材か

・一緒に働いてみたい人材か

・長く働いてもらえる人材か

簡単に言い換えると、

・入社後活躍(早期に戦力として成り得る人材か)

・組織影響(一緒に働いてみたい人材か)

・長期就業(長く働いてもらえる人材か)

となると思います。

私の経験では、経験者の面接の場合、上記3つの観点は、

入社後活躍:組織影響:長期就業=6:2:2

の構成比で判断されていると思います。

一方で未経験者の面接の場合でも、

入社後活躍:組織影響:長期就業=4:3:3

の構成比で判断されていると感じます。

3つの企業視点から志望動機を作ろう

もうお気づきになったかと思いますが、企業(面接官)は、未経験者の面接でも「①早期に戦力として成り得る人材か」という観点は強く持っているという事実があります。

これは「転職=中途採用」で、新卒採用ではないわけですから当たり前と言えば当たり前かもしれません。

しかし、その一方で未経験職種や異業種への転職を考えている多くの方に、抜けている観点だと感じています。

企業は「未経験職種、異業種だから入社後早期の活躍は無理ですよね」というスタンスではありません。

昨今の高騰し続ける有効求人倍率に象徴される売り手市場環境において、企業は事業を推進するために、人材確保が重要な経営課題となっています。

そのため、求人の求める経験を緩和すること、つまり職種未経験者や異業種経験者に対象を広げることで事業課題を解決する動きになっています。

それでは次に、未経験職種や異業種への転職において、企業(面接官)は①②③を、どのような質問、話で感じるのかをお伝えしたいと思います。

1.早期に戦力として成り得る人材か?

経験者の場合は、今までの経験を聞くことで判断しています。未経験職種や異業種への転職の場合は、2つの観点で判断しているようです。

1つ目の観点は「経験」

企業(面接官)に聞くと、未経験職種や異業種への転職の場合でも、やはり経験の話を聞くのは同じようです。

ただ、1つ違う点を挙げるとすれば、全くの未経験職種や異業種への転職の場合は、当然、すぐに活かせる経験をお持ちでない可能性が高いことから、転職希望者の現職での仕事内容と、自社の仕事内容の共通する部分を探し出すような質問をするようです。

2つ目の観点は「志望動機」

多くの企業(面接官)が志望動機で判断すると言います。

志望動機を考えるにあたり、自社のことや、自社の仕事内容を調べてきている深さが深ければ深いほど、誰が聞いても納得感のある内容だと感じられるほど、

入社後、キャッチアップするために努力できる人材=早期に戦力として成り得る人材

と、好意的に捉えるようです。

2.一緒に働いてみたい人材か?

通常は、見た目の雰囲気や話し方、周囲の友人や知人に良く言われること、のような質問で判断することが多いようですが、未経験職種や異業種への転職の場合は、志望動機でも判断するようです。

自社のことや、自社の業務内容への想いが深いと、誰が聞いても納得感のある内容だと感じられるほど好意的に捉えるようです。

これは人間関係に置き換えても分かりやすいと感じます。

自分のことを好きだと言ってくれる人に好意を抱かない人はいませんよね。これと同じことだと思います。

3.長く働いてもらえる人材か?

通常は、転職理由や将来実現したいこと、描いているキャリアプランなどで判断することが多いようですが、未経験職種や異業種への転職の場合は、こちらも志望動機で判断するようです。

自社のことや業務内容をしっかりと調べ、誰が聞いても納得感のある内容だと感じられる志望動機を伝えることで、「長く働いてもらえそうだな」と感じてもらうことができます。

さいごに

面接において企業(面接官)が大切にする観点をクリアするには、志望動機をしっかりと準備することが大切であることが分かっていただけたかと思います。

その志望動機は応募する企業のことや業務内容を時間かけて調べることがベースとなり、

・少しでも活かせる経験をアピールすること

・なぜその企業なのか、その仕事なのかを明確に言うこと

が大切になります。

未経験職種や異業種への転職の場合は分からないことが多いと思いますので、インターネットで調べる、友人に聞く、キャリアコンサルタントに相談するなどしてブラッシュアップしていくことをお勧めします。

鈴木祐美子

キャリアコンサルタント

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